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今回は、さわやかな甘さと酸味とほんのり感じる苦みがおいしい、八朔のマーマレードの簡単な作り方です。
八朔の皮は捨ててしまう人が多いですが、美容と健康に役立つ栄養素がたくさん入っていて、マーマレードにするととっても美味しいんですよ!
八朔の栄養素や効果効能と合わせて、皮が超簡単にむける便利な皮むき器についても紹介します!
八朔マーマレードの作り方
【材料】
八朔 1個
砂糖(八朔の40%)
【作り方】
※始めに八朔の皮の苦みを程よく抜くために「ゆでこぼす」(=ゆでて、ゆで汁を捨てる)作業を2~3度行います。ゆでこぼす間に中袋をむくと効率的なので、その順番で説明していきますね。
1.八朔の皮をむきます。皮が厚いので、皮に十文字の切れ目を入れるとむきやすいです。(今回は包丁でやりますが、便利な皮むき器はこちら)
2.皮を千切りにして、鍋に入れます。
3.皮をゆでこぼします。
①皮を鍋に入れ、ちょうどひたる位の水を入れて火にかけます。
②沸騰したら、すぐに火からおろし、
③お湯を捨てます。
④再度皮がひたる位の水を入れて火にかけます。
②~④を何度か繰り返します。繰り返すほど苦みが抜けますが、栄養と香りも抜けるので2~3度位で良いと思います。
3.ゆでこぼしている合間に、中袋から果肉を取り出します。種には、ジャムを固める作用があるペクチンが含まれているので、捨てずに果肉と一緒に煮込みます。
4.ゆでこぼしが済んだ皮と果肉の重さ量り、重量の40%の砂糖を加えます。(砂糖の量はお好みで。少ないと固まりにくいので30%以上が良いと思います)
きび砂糖など色のついた砂糖は、出来上がりが茶色っぽくなりますがおいしいです。白い砂糖を使うと綺麗なオレンジ色に仕上がります。
5.鍋に皮と果肉と砂糖と種を入れて火にかけます。種は、お茶パックや茶こしなどに分けて入れると、後で取り出すのが楽です。
火をつけてしばらくすると水分が出てくるので、火を強め沸騰させながら煮ます(一度沸騰させることで冷えた時トロッと固まりやすくなります)。水分が減って来たら火を弱め、焦がさないように煮詰めます。
冷えるとトロミが増すので、少しゆるい位で火を止め、熱いうちに清潔な瓶に移して完成です!
八朔(はっさく)の栄養素と効果効能
八朔の旬である1月中旬~4月は、真冬の寒さで運動不足だったり空気の乾燥で肌の調子が悪かったり、インフルエンザや花粉症が流行ったりと、体調を崩しやすい時期ですよね。
八朔には、そんな時期を乗り越えるのにぴったりな栄養素と効果効能があるんです。
- 抗酸化、美肌作用(ビタミンC、β-クリプトキサンチン※等)
- 抗アレルギー、食欲抑制、脂肪分解、血流改善(ナリンギン※)
- スタミナアップ、たんぱく質の合成促進(アスパラギン酸)
- 免疫力アップ、発ガン抑制、認知機能改善(オーラプテン※)
- 便秘解消(食物繊維※、クエン酸)
- 疲労回復(アスパラギン酸、クエン酸等)
中でも※が付いた栄養素は、実よりも皮や白い部分に多く含まれています。
上記の中でも「ナリンギン」は柑橘類の果皮に含まれる苦み成分ですが、抗アレルギー作用で花粉症の症状をやわらげるそうです。
近畿大学の研究でも、八朔の美容と健康に役立つ作用が確認されていて、何と近大サプリ 青みかん + 青はっさくというサプリメントになっているんですよ。
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